【ファッションの力を味方に】たった30分で自信が顔に宿るファッションショーの裏側

axes femme 20周年のSpecial企画として、2022年3月に始まり、1年を通して日本全国で開催されてきたファッションショー。

2022年最後の開催となる、12月4日(日)イオンモール倉敷店での予約が開始されました。

全国ファッションショー は開催されるたび、参加者が増え続けています。その理由は、ステージ慣れをしていない方々でも本番で思い切り輝き、その姿を見て「私も次は参加してみよう」と勇気をもらえる環境があるから。

盛り上がりを実現する仕組みの1つが、本番前に行われる30分間の「ウォーキング&ポージングレッスン」。

これまで数多のファッションショーを手掛けてきたプロ講師「ムッシュ高橋」氏のプロデュースにより、「誰でも輝けるを実現」します。

今回は、全国ファッションショーの始まりや、ムッシュ高橋先生のファッションショーにかける想いをお聞きします。

たった30分で自信が顔に宿る「魔法のウォーキングレッスン」

my axes 編集部

はじめに、ムッシュ高橋先生が全国ファッションショーのお取り組みに参加したきっかけをお聞きできますか?

ムッシュ高橋
先生

実は、全国ファッションショーのお取り組みは、私の方から五十嵐さん(IGA社長)に提案させてもらったんです。

今のアパレルブランドは、店舗・Webサイト・SNSと、その魅力を発信する機会がたくさんありますよね。

さらにファッションショーというイベントを開催することで、リアルの場ならではの出会いやつながりを生み、他のブランドにはない価値を生み出せるのではないかと考えました。

事前に行われるウォーキングレッスンは公開で行っていて、それこそ裏側を見せているのですが、それによって「何をしているのだろう?」と人々の興味を引きますよね。

「axes femmeというブランドは、こんなに楽しい取り組みをしているんだ」と知ってもらえるチャンスにもなると思いました。

my axes 編集部

アパレルブランドが独自にファッションショーを行うというのは、非常に珍しいですよね。先生がウォーキングを一般の方々に広めているのは、なぜですか?

ムッシュ高橋
先生

私はかつてパリコレのファッションショーに裏方として携わっていた人間で、非日常の体験の中、特にモデルさんのウォーキングのかっこよさに感銘を受けたんですね。

もちろんモデルさんの身体の美しさもありますが、姿勢や歩き方によって魅せられたと感じました。

逆に、猫背のまま歩いたり下を向いて歩いていては、どんなに素敵な洋服を着ても素敵に見えなくなってしまう。この姿勢や歩き方は一般の方であっても習得できるものだと考え、独学で勉強し、帰国後ウォーキング教室を主催しています。

ウォーキングはとても奥が深くて、姿勢から直していくことで、見た目はもちろん内面も変わっていくんです。

my axes 編集部

内面も、ですか?

ムッシュ高橋
先生

そうです。全国ファッションショーを通じて毎回思うことですが、最初は自信なさそうに不安げな顔をしている方も、30分のレッスンを終えていざ本番が始まると表情が変わるんですよ。

自分の好きな服を着て、舞台上で思う存分表現できるようになることで、自信が湧いてくるんでしょうね。

小さなお子さんが参加した時は特に、親御さんから「うちの子が自信を持って歩いている!」と喜んでもらえますよ。

my axes 編集部

観客という立場から見ても、公開レッスンからの参加者の表情の変化は、胸にくるものがあります。

ムッシュ高橋
先生

自分の個性を出すために、基本的な姿勢や顔の表情ってとても大切なんですよ。ファッションは生活の一部ですから、基本が身についていると、自分が好きで買った洋服をさらにカッコよく着こなすことができるんです。

だから、ウォーキングは特別な人だけのものではなく、年齢も性別も関係なく、たくさんの人に広めたいと思っています。

my axes 編集部

30分間のレッスンでは、どういったことを教えてもらえるんですか?

ムッシュ高橋
先生

体作り・姿勢・歩き方に加えて、服にあったポージングもその日のコーディネートを見てお伝えしています。

axes femmeのお洋服は、デザイナーさんがこだわりを持って作っているものばかりですよね。デザインの特徴や着ているご本人のお気に入りポイントを聞きながら、どう魅せたら洋服もご本人も素敵に見えるかがポージングのヒントとなります。

my axes 編集部

自分の好きなお洋服を着て表現できるってすごく素敵だなと思う一方、緊張しそうだなとも思うのですが、どなたが参加しても輝けるものなのでしょうか?

ムッシュ高橋
先生

やっぱり、「出たいけど恥ずかしい」という方もいらっしゃいますよ。

それを克服するために、ファッションショーではウォーキングレッスンを公開で行う事で、「スイッチ」を入れてもらうんです。

みんなで練習して、それを見守る観客のみなさまがいて、本番を迎えるという環境により、段々とモデルとしてのスイッチが入り、自然体でもカッコよく振る舞えるようになります。

my axes 編集部

たった30分で自信を身につけられる。ファッションショーを通じて「誰でも輝ける」は本当なんですね…!

ムッシュ高橋
先生

ファッションは生活の一部である一方、いくつになってもおしゃれを楽しみたいという欲望も、多くの人が持っているはずですよね。

そういった方々にとっても、ファッションショーのような場があると、「普段は着られないけど本当は着てみたいお洋服」に挑戦できるじゃないですか。

それは新しい自分を発見するきっかけにもなるんです。

着てみて、ランウェイを歩いてみたら褒められて、そうすると楽しめる洋服のレパートリーって増えていく。もっともっと、ファッションを楽しむ人が増えたらいいなと思っています。

ムッシュ高橋
先生

今では、毎回参加してくださる方もいらっしゃるんですよ。会う度に私が教えたことを吸収して、見せ方もどんどんアレンジを加えていって上手になって。私も、驚いています(笑)。

このファッションショーという取り組みを通じて、axes femmeを知る人が増える、axes femmeのファンが増える、ファッションショーのリピーターが増える。どれもとても嬉しい。

みなさんの参加を、楽しみにしています。

次回12月4日(日)イオンモール倉敷店で開催!

日時:12月4日(日) 12:00~  または  15:00~

場所:axes femme イオンモール倉敷 1Fセントラルコート

①12:00~ ウォーキング&ポージングレッスン・リハーサル
 13:00~ ファッションショー
※11:15~11:30 の間にaxes femme店舗にてお受付、お支払いをお済ませください。    

②15:00~ ウォーキング&ポージングレッスン・リハーサル
 16:00~ ファッションショー
※14:15~14:30 の間にaxes femme店舗にてお受付、お支払いをお済ませください。   

①・②いずれかのお時間をお選びいただき、ご予約ください。

ご予約はこちらから! 大人予約と、キッズ予約はフォームが違うのでご注意ください!

「好きな服を着てランウェイを歩く」ファッションショーへの挑戦が参加者にもたらしたもの

実際にファッションショーに参加された方々に、ファッションを楽しむことやイベントを通じて感じた変化、感想をお伺いしました。

福井県立武生商工高等学校の美術部の皆さん

“ axes femmeさんとは、福井県越前市にゆかりのある「紫式部」をテーマにしたお洋服をコラボ制作させていただきました。

それをきっかけにファッションショーにも参加させていただいたのですが、そもそも生徒たちがデザインアイディアを出し、社長にプレゼンをして、選ばれたデザインをaxes femmeのデザイナーさんがブラッシュアップしてくださるという、一連の流れを体験させていただいたんですね。

この一連のお取り組みを通じての本人たちの成長は、本当に素晴らしいなと感じておりまして。今日ランウェイを歩くみんなの表情や佇まいを見ていると、自信がついてきたのだなと感じます。本人たちの新たな才能を開花させてくれた、貴重な体験に感謝しています!(美術部顧問・板倉先生) ”

「LGBTQ Ally(アライ)の輪を広げたい!」なろっさALLY えちぜんの皆さん

“ 越前市役所の方からお声がけをいただき、「axes femmeの年齢性別関係なく好きなファッションを楽しもう」という思想に共感し、参加を決めました。

LGBTQ+は当事者以外に理解されない部分もあるのですが、こういった機会を通じて市民の方と触れ合えることで、LGBTQ+という個性を持った人が越前市にもいることを理解してもらい、垣根なく仲間(=ALLY)になっていく一つのきっかけとなったら嬉しいです。

今日のファッションショーに参加して思ったことは、LGBTQ+だけではなく、ファッションに制限をかけてしまうことって意外と多いですよね。「例えば、私はお母さんだからこの服は着れない」みたいな思想に囚われず、自由に好きなものをまとえるきっかけになったら素敵ですよね。

個人的には、越前市で定期的に開催してもらって、私たちの姿も見慣れていただいて(笑)、スタンダードを変えていけたらいいですね。(なろっさ!ALLYえちぜん代表・藤田さん)”