20周年記念アイテムのフィナーレを飾る第三弾に込めた想いを、axes femme ディレクターに伺いました!

axes femmeから、満を持して20周年記念アイテムのフィナーレを飾る第三弾がリリース!

第三弾は、axes femmeのクラシカルな世界観を存分に表現した、ベストとワンピースのスタイリング。

今回は、axes femmeのディレクターに、20周年記念アイテムの製作背景を直撃取材!

アイテムのポイントから、こだわった部分、裏話まで、たっぷりとお話を伺いました♪

20周年記念アイテム 第三弾の製作背景。

インタビュアー

まずは、カラー展開から教えてください!

axes femme
ディレクター

カラー展開は、ベージュと黒の2色展開です。

第一弾の白はアイボリーに近いような生成りだったのですが、第三弾では少しベージュのような色味にしました。

黒は「真っ黒」なんですけど、ベストが光沢感のあるジャガード生地で高級感があるので、ワンピースと合わせて着ても色が沈むこともなく、美しくお召しいただけます。

インタビュアー

20周年記念アイテムの第三弾を製作する上で、テーマはございましたか?

axes femme
ディレクター

20周年記念アイテムは、それぞれaxes femmeが大事にしているテーマを設定しています。

第一弾は「ヴィンテージ」、第二弾は「エレガンス」、今回の第三弾は「クラシカル」をテーマにして作りました。

今回は改めて「クラシカル」な世界観と向き合って、ディテールにはとことんこだわって製作しましたね。

その中で、「ディテールはたくさん盛り込むけど、バランス良く、しつこくない可愛さを出せるように」と、こだわり抜いて完成した特別なアイテムとなっております。

インタビュアー

「クラシカル」を突き詰めて製作した20周年記念アイテム第三弾。構想はどのようにして練ったのでしょうか?

axes femme
ディレクター

元々、何か「テーマ」を決めてアイテムを考えるとなった時には、スタイリングから考えることが多くて。

スタイリングから考えているからこそ、「こういう重ね方にしたら、レースが重なって見えて綺麗だな」「フリルは、この部分に入れたほうがいいかな」「リボンの位置は、ここが一番いいかな」のように、全体のバランスを見ながら調整してディテールを詰めることができるんです。

インタビュアー

ベストとワンピース、「2つで1つ」になって完成するアイテムは、スタイリングから考えているからこそ生まれたのですね。

axes femme
ディレクター

ベストとワンピースのスタイリングなら、axes femmeのクラシカルな世界観を表現しつつ、お客様に長く楽しんでいただける組み合わせにもなるので、20周年記念アイテムのフィナーレにふさわしいと思いましたね。

冬は上にコートを羽織って。春先はそのままベストとワンピースの組み合わせで。ワンピース単体だとオールシーズンで。

年中通してお客様のおしゃれに寄り添えるような、素敵なアイテムになりました。

20th/ジャカードベスト

インタビュアー

まずは、ベストからおすすめのポイントを教えてください!

axes femme
ディレクター

壁紙のようなオーナメント柄のジャガード生地を使用しました。襟部分の刺繍の中には、薔薇と、さりげなく蝶々も入っています。

素材に関しては、もっとマットな色味も考えたのですが、光沢がある色味の素材にしました。

ワンピースと合わせて重ね着のような雰囲気で着るのがおすすめですが、短い丈のベストとしても単体でも着ていただけます。ブランドらしさをたっぷりと盛り込んだベストです。

インタビュアー

シルエットに関して、気をつけた部分はありますか?

axes femme
ディレクター

ベストはバックにシャーリングゴムが入っています。レースアップリボンでウェスト調整できるタイプが体型に一番フィットしやすいんです。

今まで色んな形のベストを作ってきた経験を活かして、今回はこの形にしました。

前身頃には、女性の柔らかい曲線のシルエットを綺麗に出せる「プリンセスライン」を採用しています。後ろでキュッと軽く締めるだけで、緩やかな美しいラインを作ってくれます。

ワンピースと合わせた時に、ワンピースのフリルを邪魔しないように、丈感にも気をつけましたね。

インタビュアー

ボタンは斜めに配置されているのですね。

axes femme
ディレクター

ボタンに関しては、ダブルボタンや、違う種類のボタンも検討し、非常に悩みました。

その中で、テーラー襟のかっちりした雰囲気を残しつつ、テーマのクラシカルに合うように、斜めに薔薇のボタンを配置しました。

20th/クラシカルワンピース

インタビュアー

続いては、ワンピースのポイントを教えてください!

…パッと見ただけでゴージャスな雰囲気で素敵!何と言いますか、ドレスみたいですね。

axes femme
ディレクター

まさにその通りで、今回はドレスから着想を得て製作しました。

とはいえ、現代の服装なので、着やすさや、お手入れしやすい素材感にはこだわりましたね。

あと、ハリが強すぎる素材だと、広がりすぎて幼い印象を与えてしまうので、柔らかい素材を使用して、綺麗な落ち感とフリル感を出しつつ、シルエットは大きくなりすぎないように調整しました。

先程も申し上げましたが、スタイリングから考えているので、ワンピースのレースは、ベストのレースと相性が良い柄を選んで、完成されたスタイリングになるようにバランスを取りました。

インタビュアー

レース、フリル、ティアード、リボン、柄刺繍…たくさんのディテールが、綺麗に一つのアイテムに詰め込まれている印象を受けました。

中でも特にこだわったディテールはありますか?

axes femme
ディレクター

今回、クラシカルな雰囲気を助長させるティアードのディテールはどうしても入れたかったので、たっぷりと取り入れました。

それと、ボタンはシンプルに同じ色にして馴染むようにしましたね。ベストと合わせて着て頂くことを想定して作ったので、ワンピースのボタンは、「目立たせる」というより「馴染みが良いもの」にしました。お袖にも同じボタンをあしらっています。

インタビュアー

襟や前身頃にもディテールたっぷりですね…!

axes femme
ディレクター

襟は、ギャザーを寄せて立体感を出しました。詰まりすぎないくらいのフリルのスタンドカラーでかっちりめ。

リボンはお客様のお好みでアレンジしていただけるように、取り外しができるようにしました。お手持ちのブローチやリボンを付けて楽しんでいただけたら嬉しいです。

インタビュアー

axes femmeらしさを詰め込んだワンピース…。お客様もそうだと思うのですが、私も一目惚れです。

axes femme
ディレクター

お客様に喜んでいただけることが、私達にとっては最大の喜びです。常にお客様のことを考えながら、一つ一つのデザインを作っています。

さりげないところですが、今回、特にお客様のことを考えながらデザインした部分は「お袖」。

ワンピースを着たときに、一番自分の目に入るのがお袖の部分。お茶を飲むとき、仕事をしているとき、家事をしているとき、スマホを見ているとき…。

「普段からテンションが上がるようなお洋服にしたい!」「お客様の目まで喜ばせたい!」そんな想いで、フリルを多めにしたり、ボタンを付けたり、袖先にたっぷりとデザインを入れました。

お気に入りのインナーをお袖から出しても可愛い着こなしになりますし、ネイルと合わせるなど、お袖のデザインまで楽しんでいただければ嬉しいです。

20周年記念アイテム第三弾は、どんな風に着てもらいたい?

インタビュアー

20周年記念アイテムの第三弾は、どんな風にお客様に楽しんでもらいたいですか?

axes femme
ディレクター

色まで合わせてお揃いできていただくのはもちろん、全く印象の異なるベージュと黒のカラー展開なので、ご友人と色違いで楽しんでいただくのもおすすめです。

今改めてこのアイテムを見て、神戸の異人館や、横浜の赤れんが倉庫など、ちょっとレトロな場所がふわっと浮かびました。第三弾アイテムのクラシカルな雰囲気に合うスポットにお出かけをして、写真を撮って楽しんでいただけたら嬉しいです。

インタビュアー

冬はコートを合わせて、春先はベストとワンピースで、ワンピースはオールシーズンで…、長く着られる第三弾のアイテム。

それぞれの季節で、具体的にどんなコーディネートがおすすめですか?

axes femme
ディレクター

では、まずは冬はコートの合わせ方から。

第三弾は axes femme らしさがたっぷりと詰まったアイテムなので、axes femmeのコートであれば、何を合わせても綺麗にスタイリングしていただけます。

個人的におすすめしたいのは、今年のコートだと、ダブルブレストテーラーコート。デザインの相性が良くて綺麗にマッチしますし、ロング丈コートと合わせたバランスも非常に良いです。

第三弾アイテムとコートのカラーの組み合わせは、ベージュにはグリーン、黒にはチャコールがおすすめです。

柄物のストールなどを合わせても、お洋服に映えるので素敵な着こなしになると思います。

足元はブーツでもパンプスでも合いますが、スッキリ目の細めのブーツが合うかな。足元まで黒にしたモノトーンコーデはもちろん、靴だけ差し色として赤にしても可愛いです!

冬以外では、ベストとワンピースの組み合わせで着ていただければ嬉しいです。ワンピース単体で着ていただくときには、ゴムベルトやコルセットベルトを合わせて、ヨーロピアンヴィンテージ感をより強めるようなアレンジをして、おしゃれを楽しんでもらいたいですね。

インタビュアー

大きな節目となる20周年を迎えたaxes femme。

今回の第三弾が20周年記念アイテムのフィナーレということですが、普段からaxes femmeを愛してくださっているお客様に伝えたい想いはありますか?

axes femme
ディレクター

20周年記念アイテムの第三弾は、19世紀頃のヨーロッパの貴族階級のファッションに着想を得て製作しました。

19世紀頃のヨーロッパのファッションの最先端を走ったパリの「華やかで美しき時代」は、今ではベル・エポック(Belle Époque)と呼ばれています。

フランス語で「美しい時代」という意味で、その頃はファッションを楽しむ女性がすごく多かったんです。

ベル・エポックの頃にファッションを楽しんでいた女性たちのように、お客様にもファッションを存分に楽しんでもらいたいという想いが強いですね。

現代でファッションを楽しむ女性たちに、「変わることのない、axes femme 独自のスタイル」をこれからもお届けしていきたいと思っています。

インタビュアー

「変わることのない、axes femme 独自のスタイル」といえば、ベストを出す女性アパレルブランドって、今ではなかなかないですよね。

「ヴィンテージ」「エレガンス」「クラシカル」などの要素のあるアイテムを、変わることなく突き詰めているブランドは、唯一無二だと感じています。

「変わることのない、axes femme 独自のスタイル」、これからも楽しみにしています。

axes femme
ディレクター

あっ…!もう一つ、どうしても伝えたいことがあるんですけど、いいですか?

インタビュアー

はい!!なんでしょう?

axes femme
ディレクター

20周年記念アイテムとして、今年一年で第一弾から第三弾まで出させていただいたんですけど、『お客様にとっての「特別なお洋服」として、axes femmeのイベントに20周年記念アイテムを着てきていただいている』と、各店舗の店長やスタッフ、femmenectからよく伺っています。

イベントって、ウズウズしながら開催を待ったり、ワクワクしながら準備しておしゃれしたり、ドキドキしながら参加する、特別な機会。

20周年記念アイテムが、「お客様の気分が上がるときに着るお洋服」になってくれているのを知り、本当に、本当に嬉しかったんです。

axes femmeのお洋服を楽しんで着てくださるお客様の存在が、私たちにとってのこの上ないモチベーションとなっております。

今後も、axes femmeを好きでいてくれる方のために、普段から楽しんでもらえるようなお洋服や、特別な機会のおしゃれに選んでいただけるようなお洋服、世代を超えて着ていただけるようなお洋服を精一杯届けていくので、今後もぜひ楽しみにしていただければ幸いです。

日頃からaxes femmeをご愛顧いただいているお客様、誠にありがとうございます。

これからのaxes femmeも、どうぞよろしくお願いいたします。